観光農/漁業

塩田の蓮の花、台南で農漁業体験

台湾は、世界最大の蘭の輸出国です。蘭の栽培は、100年以上の歴史があることから「蘭王国」とも呼ばれています。この他台南は、台湾で現存する歴史が最も長い、塩を天日干しする「北門井仔脚瓦盤塩田」を擁しています。この塩田は、200年以上の歴史があり、毎年11～12月にはクロハラアジサシがここで越冬するため、バードウォッチャーが多くここを訪れます。
台南には、蓮の花、キワタなど季節性のある花の風景があり、サイクリングや散策にとても適しています。台南各地にも地元の農産物がたくさんあります。旅の終わりにお土産としていかがでしょうか。台南の味をお供に帰途におつきください。

今すぐ食べたい、限定の季節野菜

水田、畑、養殖池、塩田、ハス田、菱の実田の面積で全国一を誇る台南市は、米、甘蔗、雑穀等を主とした農産物が豊富です。春はニンジン、サツマイモ、トマト、ゴボウの旬で、夏はパイナップル、ハスの花、マンゴーの季節。秋にはザボン、リュウガン、シュガーアップルが実り、冬になればアボガド、メロン、ポンカン、白レンブ、菱の実が収穫期を迎えます。
いつ訪れても、台南は暖かな笑顔であなたを迎え、美しい思い出で送り出してくれるでしょう。そして、あなたは台南特産の旬の新鮮野菜を携えて。自分用にもお土産用にも最適です。

玉井マンゴー
玉井マンゴーは、種類がたいへん多く、アーウィンマンゴーはオレンジ色の柔らかく細やかで果汁の多い果肉で繊維が細く、甘みがありさわやかな香りがします。キンコウマンゴーは、種が薄くて果肉が多く、繊維が細くて果実がパパイヤのように大きい品種です。
マンゴーのシーズン：6～9月、毎年7月頃にマンゴーフェスティバルが開催されます。
官田菱の実
官田は、「ヒシ」の生産量が台湾一です。「ヒシの故郷」とも呼ばれています。珊湖潭による十分な水源に恵まれ、菱の香りがあたりに漂い、船影もあちこちで見られます。
菱角のシーズン：9～10月、現地で菱角を使ったグルメを味わうことができます。

後壁米鄉
嘉南平原の中心地帯に位置し、粘土質の土壌でかつ地勢が低く保水が容易です。生産するコメは生産量が少なく、高品質です。台湾の大きな穀倉地帯の一つです。
黄金の田んぼを楽しめる時期：5～6月、9～10月下旬頃。稲穂の風景を楽しみながら、特産品を購入できます。
麻豆ザボン
麻豆文旦の評判は、すでに国内外で有名です。甘く、香りが高く、最近では柚子やブンタンから開発されたフェイスパック、シャンプー、ボディソープなどの商品も大変人気があります。
ブンタンのシーズン：8～9月、ブンタンを味わうことができるのは中秋節前後です。

天日干しの塩といけすの養殖魚

台湾の製塩業は明・清時代に始まり、日本統治時代の台湾は日本政府により製塩用地とされていました。けれども、2002年に「七股塩場」が製造を停止し、338年の製塩の歷史に幕が降ろされました。台南の海浜地区は土壌の塩分濃度が高く、多様で豊富な海の生き物を育んでいます。カキ、巻貝は台南では必食のシーフードです。

塩田
北門の井仔脚瓦盤塩田は、台湾で現存する最も古く、200年以上の歴史があり、人手による天日干しをしている塩田です。ここでは塩田の風景の中のサイクリング、塩の天日干し、塩選び、塩の採集や足踏み水車などが楽しめます。
水産養殖
台南は、台湾水産養殖における重要拠点の一つです。ミルクフィッシュ、ハマグリ、ティラピア、ハタ等を養殖しており、大規模な養殖面積と高い生産量を誇っています。

湖畔のハス園夏はサイクリングでお花見を

蓮花の郷—台南白河は、全台湾で蓮を最も鑑賞できる名所です。蓮花が満開の時期になると多くの観光客が自転車でここを訪れ、蓮花を観賞します。周辺には、古い廟、緑のトンネルなど自然の風景や文化的景観が連なり、素晴らしいスローライフが体験できます。夏は、蓮花が満開になる季節です。白河で美しい蓮花が咲く様子をぜひご覧ください。また春の林初埤木棉花の道もスペインの観光旅行ウェブサイトにて、世界で花畑が最も美しい遊歩道のベスト15に選ばれ、一見の価値があります。

親子で休日を楽しむ自然の田園

台南は、森林浴に最適です。リゾートビレッジや動物園などのレジャーランドも楽しめます。田園の楽しみだけではなく、ハイキングや特色ある様々な観光農場、そして優れたレジャースポットを体験できます。

観光農場
大坑、仙湖、走馬瀨、南元と台南鴨荘等のレジャー農場は、いずれも地元産業の特色を持ち、親子ともに田園旅行が楽しめます。
観光レジャー産業
「全国優良レジャーエリア」の称号を獲得した「頑皮世界野生動物園」と「尖山埤江南リゾートビレッジ」は、娯楽と教育、レジャー機能を兼ね備え、美しい風景が楽しめ、さらに野外キャンプもできる家族で楽しめるスポットです。