塩埕出張所(鹽埕出張所)
火曜日:店休
4.1更新しました:2024-06-05
1998
紹介
"文献によると、1665年の鄭氏政権時代、塩埕には瀬口製塩場と呼ばれるおそらく台湾で最初の天日製塩場がありました。市定古跡である旧台湾総督府専売局台南支局は、現在「塩埕出張所」と呼ばれています。その建物は日本統治時代に塩専売局事務所だったもので、現在保存されている日本建築庁舎のなかで唯一「移築」により建設されたものです。2003年に市政府により市定古跡に指定され、2017年の修復完了後は、古い織物工場をスタイリッシュなカフェにリノベーションして成功を収めた地元の「漫漫弄珈琲店」に運営が委託されています。今後は塩埕のローカルな街並みと歴史を融合させた南部の新たな観光スポットとなることが期待されています。
この建物は旧台湾総督府専売局の1つで、塩の専売を行っていました。1919年の再建にあたって、高雄の紅毛港にあった旧烏樹林支局紅毛港出張所の庁舎を台南の塩埕に移築して台南支局の庁舎としました。玄関には懸魚、宝塔、宝珠、枕梁などの日本建築でよくみられる装飾が施され、特殊な形状の破風板が使用されています。また、回廊の柱や筋交いにはシンプルな面取り木材でラインが強調されており、西洋と日本の装飾が融合した和洋折衷の建築様式で、現在保存されている庁舎の中では唯一移築により建設されたものとなります。裏側にある「離れ」は現地で建設されたもので、伝統的な日本住宅の建築様式となっています。"
この建物は旧台湾総督府専売局の1つで、塩の専売を行っていました。1919年の再建にあたって、高雄の紅毛港にあった旧烏樹林支局紅毛港出張所の庁舎を台南の塩埕に移築して台南支局の庁舎としました。玄関には懸魚、宝塔、宝珠、枕梁などの日本建築でよくみられる装飾が施され、特殊な形状の破風板が使用されています。また、回廊の柱や筋交いにはシンプルな面取り木材でラインが強調されており、西洋と日本の装飾が融合した和洋折衷の建築様式で、現在保存されている庁舎の中では唯一移築により建設されたものとなります。裏側にある「離れ」は現地で建設されたもので、伝統的な日本住宅の建築様式となっています。"