台南旅行サイト

第6回WBSC U12ベースボールワールドカップが、7月29日に台南亜太国際野球訓練センターで開幕し、8月2日まで5日連続で試合が行われました。黄偉哲市長は8月3日の休息日を利用して、今回参加しているイタリア、韓国、ベネズエラ、メキシコ、チェコ、パナマ、南アフリカ、アメリカ等のチームと台湾チームに、台南観光をしてもらい、台南の多彩な面を知ってもらうよう市政府に要請しました。午前中は富華ホテルで選手たちと触れ合い、観光局の郭貞慧局長も駆けつけ、南アフリカの選手たちと記念撮影をし、激励の言葉を送りました。

観光局の郭貞慧局長は、今回の観光スケジュールには計5ルートのプランを立てたと述べています。台南の有名な古跡の他、さまざまな観光工場も組み込まれており、孔子廟、台南市美術館2号館、億載金城、赤崁楼、祀典武廟、大天后宮、クジラの祝福、安平古堡、安平老街、台湾歴史博物館、万国通路創意観光工場、奇美食品幸福工場などの観光スポットで、各国の選手に休息日を使って台南を存分に楽しんで欲しい、としています。市政府体育局は台南現地の歸南小学校、立人小学校、安慶小学校、徳南小学校、永華小学校、億載小学校、崇学小学校、崇明小学校、開元小学校、善化小学校、計11校に呼びかけ、地元小学生は遠方から来た各国の選手たちにパイナップルケーキ、サバヒーフレーク、剣獅のデザインが入った記念品など地元色溢れるお土産を贈り、貴重なイベントを利用して友好を深め、街と交流しました。

各国の選手たちの台南訪問では、台南の歴史文化に理解を深めてもらう方法が取られています。観光局は午前と午後のスケジュールに、それぞれ異なる特色を組み込みました。午前中は、万国通路創意観光工場、奇美食品幸福工場といった選手の宿泊ホテル付近の観光工場見学をメインに、選手にさまざまな興味深い体験をしてもらいました。万国通路創意観光工場の謝明振董事長は自ら各国の選手たちの訪問を歓迎しました。この他、各チームは西洋のファーストフードと台湾グルメがミックスされた南覇天の丹丹ハンバーガー、台南で30年の歴史がある8818ピザ、楽檸ハンバーガー、安心レストラン小東門カレーなど、グルメの都・台南のさまざまな飲食文化を体験しました。

午後のスケジュールには専門ガイドと通訳を伴った古跡や有名な観光地見学が組み込まれ、遠方から来た選手たちに台南の雅を紹介しました。その中でも、イタリアチームは観光を熱望していた台湾歴史博物館、安平開台天后宮、安平古堡、安平老街を訪れ、天気にも恵まれた１日となり、選手たちの願いが実現しました。メキシコチームとチェコチームは台南市美術館2号館の参観を予定していましたが、運よく雨も降らなかったことから、東方文化が色濃く感じられる赤崁楼、祀典武廟、大天后宮の見学に変更しました。東洋の廟文化は海外の選手にはとても魅力的に映ったようでした。パナマチームと南アフリカチームは生活美学館を訪れ、台湾原住民の服飾展と林智信の「芬芳宝島」油絵展を見学しました。台南市政府原住民族事務委員会主任委員の白恵蘭氏も現場に駆けつけ選手たちと記念撮影を行いました。アメリカチームと台湾チームは司法博物館を訪れ、台南の歴史を学びました。台湾チームは司法博物館を見学後、スケジュールを早めに切り上げ、練習に戻りました。アメリカチームは物足りず、安平開台天后宮、安平古堡、安平老街へ足を運び、安平老街では土産物を買い求めました。韓国チームは連日の試合から休息を選び次の試合に備え、ベネズエラチームは観光バスで台南の古跡や観光地を回りました。

観光旅遊局は、「2021第6回WBSC U12ベースボールワールドカップは8月4日から8月7日までスーパーラウンドと準決勝が行われ、各国の選手たちは休息日後に充電し、足並みを揃え、次の試合に向けた準備をしている。全国の方々にも、台南に来て台湾チームを応援し、また、各国選手の観光ルートを参考に、夏休みには野球の試合を見て、グルメを堪能し、観光地巡りをして欲しい」と述べています。夏休み期間の台南旅行と試合スケジュール詳細につきましては、台南旅遊網および2021第6回WBSC U12ベースボールワールドカップ公式Facebookファンページをご覧ください。