台南旅行サイト

日台の教育交流と連携を深めるために、台南市政府観光旅遊局と日本台湾教育支援研究者ネットワーク（SNET台湾）は今年（2024年）12月7日から10日にかけて、山形、東京、大阪、福岡の高校および教育機関の代表20名を招き、教育旅行の目的地としての台南の可能性を現地で視察しました。

台南市の黄偉哲市長は「台南には豊かな文化と歴史的資源があり、さらに卓越した教育力と国際的な視野を兼ね備えた都市であり、理想的な教育旅行の目的地である」と述べました。市政府は引き続き日台間の教育と文化交流を推進し、両国の友好関係を深めるとともに、より多くの日本の学校が台南を教育旅行先として取り入れるよう働きかけていく予定です。

9日に行われた交流晩餐会において、葉澤山副市長は「今回の代表団の訪問では、日本側の台南に対する理解促進だけでなく、教育旅行および文化協力の面で大きな可能性を互いに築いた」と述べました。葉澤山副市長は、今後台南が、日本の学生が学習したり探索する場所として選ばれ、さらに多くの連携が生まれることを期待しています。

観光旅遊局の林国華局長によると、今年の教育旅行推進は顕著な成果を挙げており、年末までに海外から約3000名の教育旅行者を受け入れる予定となっています。そのうち約9割が日本からの訪問者となっており、これは日台間の確かな連携と台南の独自の魅力を十分に表わすものとなっています。市政府は引き続き国際的な教育と観光戦略を推進するとともに、今回の視察によりさらに多くの日本の教育機関が台南を選択し、双方の連携の機会が拡大することを期待しています。

今回の視察団は、安平古堡、国立台湾歴史博物館、台南市立博物館などの有名な観光スポットを訪れ、これらの文化と教育資源を高く評価し、その要素が多くの日本の学生を台湾へ引き付けるとしています。代表団は台湾自動運転試験施設や台南の高校の優れた特色なども視察し、台南の現代教育と国際的な連携における優位性に対して理解を深めました。

代表団は、歴史、テクノロジー、国際的な教育環境により台南が日本の学生の旅行教育先として選択する大きな潜在力を持つ場所となっていることを一同に認識しました。今回の訪問では、日台間の教育交流を強化するとともに、教育旅行市場における台南の潜在力を際立たせるものとなりました。市政府は引き続き現地の教育や観光資源を活用して、より多くの海外の人々を台南に呼び込み、教育旅行の新時代を築いていく予定です。